ユルンヤーコブ・ティム & アンドレアス・ティム& 浜野範子トリオリサイタル Vol.3


ユルンヤーコブ・ティム & アンドレアス・ティム
& 浜野範子
トリオリサイタル Vol.3
~ドイツ伝統の響きを受け継ぐ親子の響演~
2025年12月5日(金)19:00開演(18:30開場)
銀座 王子ホール
全席自由 一般6,000円 学生3,000円
【出演】
ユルンヤーコブ・ティム/Jürnjkob Timm (cello)
アンドレアス・ティム/Andreas Timm (cello)
浜野範子/Noriko Hamano (Piano)
【演奏予定曲目】
J.バリエール:2本のチェロの為のソナタ第10番ト長調
J.B.Barrière :Sonata No.10 in G major for 2Cellos
L.V.ベートーヴェン:チェロとピアノの為のソナタ第3番 イ長調 作品69
L.V.Beethoven:Sonata for Cello and Piano No.3 in A major Op.69
G.フォーレ:エレジー 作品24
G.Fauré:Elégie Op.24
R.シューマン:アダージョとアレグロ 作品70
R.Schumann:Adagio and Allegro Op.70
F.ショパン:アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22
F.Chopin:Andante Spianato and Grande Polonaise Brillante Op.22
D.ポッパー:マーチの速さで 作品16-a
D.Popper:Tempo di Marcia Op.16-a (2Cellos)
A.ピアッティ:2本のチェロとピアノの為のセレナーデ ニ長調
A.Piatti:Serenade in D major for Two Cellos and Piano
後援 東京藝術大学音楽学部同声会
●チケット予約・お問い合せ
【チケット発売:7月15日(火)10:00〜 】

ビーフラット・ミュージックプロデュース
03-6908-8977(火-金 11:00-17:00)
https://www.bflat-mp.com
王子ホール チケットセンター
03-3567-9990(月-金 10:00-18:00)
・未就学児のご入場はご遠慮ください。

ユルンヤーコプ・ティム Jürnjakob Timm (チェロ)
1949年ドイツ生まれ。幼少よりピアノのレッスンを受け、13歳よりチェロを始め、ライプツィヒ音楽大学で、フリードマン・エルベン氏に師事し、1970年~73年まで、同大学院で研鑽を積む。この間モスクワやマルクノイキルヒェン、ジュネーブ等の国際音楽コンクールで数々の賞を獲得し、1973年よりライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席チェリストとして迎えられると同時にゲヴァントハウス弦楽四重奏団のメンバーとしても活躍を始める。ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団は世界最古の民間オーケストラで楽団の結成は1743年。メンデルスゾーン、フルトヴェングラー、コンヴィチュニーら時代を代表する音楽家たちが歴代の常任指揮者を務めた200年以上の歴史を誇るドイツ正統派音楽の源流である。
彼の演奏活動は、ヨーロッパ各地、アメリカ、南アメリカ、日本などに及びオーケストラの首席チェリストとして(クルト・マズア指揮のもとソリストとしての演奏回数は60回にも及んでいる)またソロチェリストとしても世界的な名声を得てきた。「プラハの春国際音楽祭」「シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭」や、グラナダやアンアーバーなど世界各地の音楽祭にもソリストとして招かれて来た他、ドイツ内外の数々のオーケストラや室内楽団との共演も多い。1978年にはライプツィヒ音楽大学の講師、1986年より1999年まで教授を務める。古くはLP、現在はCD録音も数多い。新しい作品の初演も多く手がけている。1993年より2011年までバイロイト音楽祭オーケストラの首席チェリストも務めた。2015年長年首席チェロ奏者を務めたゲヴァントハウス管弦楽団を、そして2016年にはゲヴァントハウス弦楽四重奏団を退団したが2018年より再びメンバーに戻り、海外での演奏旅行などにも加わっている。その他、ソロリサイタル,アンサンブル・ライプツィヒ・ベルリン(ゲヴァントハウス管弦楽団のメンバーとベルリンフィルのメンバー合同のアンサンブル)をはじめ、各種の室内楽団との共演など幅広い演奏活動を続けている。

アンドレアス ティム Andreas Timm(チェロ)
1975年ドイツ生まれ。ライプツィヒ及びリューベックの音楽大学で学ぶ。ザールブリュッケンにおいてグスタフ・リヴィニウス(1990年チャイコフスキー国際コンクールチェロ部門優勝者)に師事。2004年、最高位で演奏家資格試験に合格。ドイツ国内の数々のコンクールで受賞後、2001年マルクノイキルヒェン国際器楽コンクール チェロ部門で準優勝。同時にドイツ奨学金財団の給費生となりハンブルクで研鑽を積む。2002年ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の準首席奏者に就任。ソリストとして出演するオーケストラ・コンサートでは、ヘリベルト・エッサー、ガブリエル・フェルツそしてマックス・ポンマーといった高名な指揮者と共演。室内楽奏者として、ジャンルカ・カシオーリ(ウンベルト・ミケーリ国際ピアノコンクール優勝者)、エドゥアルド・ブルンナー(バイエルン放送響首席クラリネット奏者)、ミヒャエル・エンドレス、ならびにヴェンツェル・フックス(ベルリンフィル首席クラリネット奏者)、アルブレヒト・マイヤー(ベルリンフィル首席オーボエ奏者)といった著名な演奏家たちと共演。ホーレンシュタイン・アンサンブル、シュパンツィヒ・トリオ、アンサンブル・ライプツィヒ・ベルリン、フィルハーモニー・カメラータ・ベルリンといったアンサンブルのメンバーとしても活躍。東京ストリングス・フェスティヴァル、ルクセンブルクのエシュテルナッハ国際音楽祭、ハンブルク・ブラームスフェスティヴァル、2000年のライプツィヒでのバッハ音楽祭、メンデルスゾーン音楽週間といった名高い室内楽フェスティヴァルへの招待演奏を行う。
ゲヴァントハウスオーケストラ元首席チェリストを父とし、ベルリンフィル首席第2ヴァイオリンの兄とともに今世界で最も注目される若手演奏家の一人である。

浜野範子 Noriko Hamano (ピアノ)
吉祥女子高等学校音楽科卒業。東京藝術大学器楽科卒業及び同大学院修士課程ピアノ専攻修了。故谷康子、故高良芳枝、山崎孝、各氏に師事。香川県立坂出高等学校音楽科、明善高等学校音楽科講師を経て現在山野楽器店講師、十文字学園女子大学非常勤講師。
2007年、2011年ジョイントリサイタル開催。2011年ドイツのマインツ郊外にて「秋のコンサート」開催。2012年5月ドイツのヴィリッヒ市ネールセン城にてヴィリッヒ市主催のコンサート出演。2013年9月愛知県岡崎市宇野病院にてシュトゥットガルトゾリスデン、元NHK交響楽団首席フルーティスト故小出信也氏のコンサートにてブランデンブルグ協奏曲第5番共演。以来故小出信也氏との共演多数。2019年11月同宇野病院にてJ.ティム・故小出信也with浜野範子室内楽の夕べ共演。2018年フランス パリのフィリップ・デ・ロール教会にてパリ在住ピアニスト藤原なお子氏とデュオ・リサイタル開催。また2023年より台東区のいきいき台東っ子応援団でのコンサートも積極的に取り組んでいる。 ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団元首席チェリストのユルンヤーコブ・ティム氏を迎えてのリサイタルは2012年7月より回を重ねている。またその御次男のベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団準首席チェリストのアンドレアス・ティム氏もお迎えしてのトリオリサイタルは2015年、2017年に続き今回3回目を迎える。後進の指導にあたりながら、ソロ、ピアノデュオ、室内楽など演奏活動に取り組んでいる。