おと と おと と vol.17 ~大沼徹 シューベルトの世界~

おと と おと と vol.17  
~大沼徹 シューベルトの世界~

シューベルト曲・ミュラー 詩
『美しき水車小屋の娘』D795

Schubert / Wilhelm Müller “Die schöne Müllerin“(1823)

5月30日(火)19:15開演(18:30開場)
全席自由 一般4,500円、学生2,000円

Hakuju Hall 

(千代田線「代々木公園駅」出口1 /小田急線「代々木八幡駅」南口 徒歩5分)

【出演】
大沼 徹(バリトン)
朴 令鈴(ピアノ)

主催:音音(おとね) 工房 https://www.otonekobo.com
マネージメント:ビーフラット・ミュージックプロデュース
後援:公益社団法人東京二期会
オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム東京

【当日券のご案内】
当日券は、午後6時30分より販売いたします。

【チケット取り扱い】
B-flat-Ticket https://www.bflat-mp.com/t/

https://eplus.jp/sf/detail/3817190001-P0030001


~僕はもう歌えない、心がすっかり満たされてしまって どうやって詩(うた〈ルビ〉)を紡ぎ出すのかわからない~
ドイツの詩人、ヴィルヘルム・ミュラーの最初の連作詩「旅する森の角笛吹きの遺稿・第1巻」(1816) から20篇の詩に曲が付けられ、シューベルト最初の連作歌曲「美しき水車小屋の娘」(1823)が誕生した。
ある若者の職人修行の旅立ちから始まり、水車小屋での娘との出会い、恋、そして失恋、最後には自殺という物語が展開する。ほんのひと時、若者の恋は実るが、その満たされた心から歌は生まれず、焦がれと苦悩が若者を歌わせるのだった。
200年の時を経て、今日も歌う。娘への想いを。失恋の痛みを。

大沼徹(おおぬまとおる・バリトン)

福島県出身。東海大学卒業、同大学院在学中、フンボルト大学で学ぶ。
二期会オペラ研修所修了(最優秀賞)。第21回五 島記念文化賞オペラ部門新人賞を受賞し、独マイセンに留
学。『ウリッセの帰還』 題名役で二期会デビュー。近年の主な出演は、新国立劇場『沈黙』ヴァリニアー
ノ、『蝶々夫人』シャープレス、日生劇場『コジ・ファン・トゥッテ』ドン・アルフォンソ、『ルチア』エ
ンリーコ、藤沢市民オペラ『トスカ』スカルピア等。東京二期会では『フィガロの結婚』伯爵、『パルジファル』アムフォルタス、『こうもり』ファルケ、『ホフマン物語』リンドルフ等4役、『ダナエの愛』ユピ
テル、『トリスタンとイゾルデ』クルヴェナール、『ローエングリン』テルラムント、『魔弾の射手』オッ
トカール侯爵、『サロメ』ヨカナーン、『フィデリオ』ドン・ピツァロ、『タンホイザー』ヴォルフラム
等、バリトンの主要な役を数多く演じている。またドイツリートの分野、特にシューベルトにおいて数多く
コンサート活動を行っており、とりわけ3大歌曲集への取り組みは各方面で高い評価を得ている。二期会会
員。


朴令鈴(ぱくりんりん・ピアノ)

東京都出身。桐朋学園大学を経て同大学研究科を修了。主に声楽の共演ピアニストとして、リサイタルやオペラ公演などで活躍。また音音(おとね) 工房代表として数々の演奏会を企画、「おと と おと と(ドイツ歌曲)」「日本歌曲大全集」「歌曲・ガラコンサート」など、主に歌曲に焦点を当てたコンサートを開催し、劇場主催も含め公演を重ねている。ソロ・アルバム「サロメ-リヒャルト・シュトラウス作品集」(ステレオ誌特選盤ほか)、金子美香・日本歌曲アルバム「南天の花」(レコード芸術特選盤ほか)。奏楽堂日本 歌曲コンクール優秀共演者賞、日本音楽コンクール委員会特別賞等を受賞。第39回宮城県芸術協会音楽コンクール審査 委員長。現在、二期会ピアニスト、桐朋学園嘱託演奏員、国立音楽大学大学院オペラ科ピアニスト。